先月11月12日(土)、大阪の心斎橋SUNHALLにて、
『Irregular Bound』
と冠されたワンマンフリーライブを大成功させたBAD HOP。
その勢いに乗る彼らが、いよいよ今月12月13日(火)…
地元川崎のCLUB CITTAで凱旋フリーライブを開催します。
そこで本日は!
そんなBAD HOPを応援すべく、始めから終わりまでBAD HOPづくしでお送りしたいと思います。
BAD HOPを知っている人も、まだ知らない人も、是非チェックしていってください。
まずは、今週はじめYoutubeにアップされたばかり…
「甲賀流たこ焼き」よりホットな、心斎橋SUNHALLでのBAD HOPワンマンの模様をご覧いただきましょう。
BAD HOP / IRREGULAR BOUND OSAKA -Back Stage Pass- | Youtube
いやはや、この勢いはもう本物でしょう。
客層を見る限り10~20代の男女が大半を締め、若者たちから圧倒的な支持を得ているのがわかりますね。
このあたりは、やはりBAD HOPの中心人物…
T-Pablow、YZERR兄弟の『高校生RAP選手権』や『フリースタイルダンジョン』での活躍が大きく影響しているのかもしれません。
BAD HOPはその2人の兄弟を中心に、Benjazzy、AKDOW、Bark、Vingo、Yellow Pato、Tiji Jojo、G-K.I.Dらのメンバーで構成された、神奈川県川崎発のヒップホップクルーです。
そんなBAD HOPのことを僕が知ったのは、この動画がきっかけでした。
MADE IN KAWASAKI 工業地帯が生んだヒップホップクルー BAD HOP | Youtube
これを見た当初は、
(あー…またゲットー言いたいだけの若手が出てきたのね)
程度にしか正直思っていませんでした。
肝心のラップも全然イケてなかったし。
ただ、その後フリースタイルダンジョンを見ている中で、T-Pablowくんがよく目に留まるようになってくるんですね。
というのも、彼のフリースタイルが、他のラッパーと比べてとにかく革新的だったんですよ。
スキルがバツグンに高いかというと決してそうではないんですが、即興でメロディックなフローをかましたり、とにかく、
“何か新しいことをやってやる”
という野心というか、チャレンジ精神が、画面を通してものすごく伝わってきたんですね。
で、なんとなくいい印象を持ち始めたときに、とんでもない爆弾が投下されたわけなんです。
それがコチラ。
2016年3月15日にフリーダウンロード配信でリリースされたミックステープ、
『BAD HOP 1 DAY』
これがとにかくえげつない作品だったんです。
(え?これがあのBAD HOP!?)
って、1周聴き終わってから本当に驚きましたもんね。
とにかく、ラップスキルが短期間でとてつもなくアップしてたんですよ。
USで流行していたトラップを見事に取り入れて、全く別のクルーかと思うほど、高次元のラップが炸裂しまくってました。
特に印象的だったのは、
“メンバーの層が厚い”
ということです。
こちらの2曲を一度聴いてみてください。
BAD HOP / Jam Squad – YZERR, Vingo (Prod by Zot on the WAVE) | Youtube
BAD HOP / White T-shirt – Tiji Jojo (Prod by MONBEE) | Youtube
「Jam Squad」ではVingoが、「White T-shirt」ではTiji Jojoがそれぞれメインでラップしているのですが、これがまぁカッコいい。
(この2曲だけで何回聴いたやろ?)
というぐらい、iPodに入れてからというもの、ひたすらリピートしてました。
トラップの乗せ方って、オールドスタイルでラップしてきたラッパーからすると随分と勝手が違うので、いざ乗せようと思っても一筋縄ではいかないものなんです。
しかし、それをいとも簡単にやってのけてしまうというのは、やはり耳が若いからなんでしょうね。
BAD HOPといえば、どうしてもT-Pablow、YZERRの兄弟に目が行きがちですが、VingoにせよTiji Jojoにせよ、今すぐソロでEPを出してもいいぐらい、申し分ないスキルを持っていると感じました。
BAD HOP / Life Style – T-Pablow, YZERR (Prod by Gold Digga) | Youtube
ただ、なんといってもT-Pablow、YZERRの兄弟がラップしたこの曲は、もう別格の人気ですね。
Youtubeでの再生回数も、本日時点で257万回という、驚異的な数字を叩き出しております。
この「Life Style」の曲中、
“Anarchyみたく与えるゲトー・キッズに夢と希望”
とT-Pablowくんが歌う一節は、まさにBAD HOPのこれからを指し示す名パンチラインと呼べるのではないでしょうか?
彼らがレペゼンする川崎という街のことを知ると、この言葉の持つ意味をより深く考えさせられます。
ディストピア・川崎サウスサイド(※文末の「つづく」から第五回まで無料で読めます)
T-Pablowくんがクルーを牽引していく以上、今後、BAD HOPが更に勢いを増していくことは間違いありません。
TOWER RECORDS ONLINEで2WINの『BORN TO WIN』を探す
さて、冒頭にお伝えした通り、ここまでBAD HOPづくしで書いてきましたが…
来週12月13日(火)には、ホームタウン川崎での凱旋ワンマンが控えております。
🔴重大発表🔴
BAD HOP FREE ONEMAN LIVE
「IRREGULAR BOUND」
KAWASAKI CLUB CITTA12月13日に川崎にあるクラブチッタで無料ワンマンライブをやる事になりました。
未成年も入れるので是非遊びきてください。
入場無料です! pic.twitter.com/kYKxJBnsPt— T-Pablow (@TPablow) 2016年12月3日
『BAD HOP 1 DAY』に続きフリーでリリースされ、現在ソールドアウトになっている『BAD HOP ALL DAY』も、もしかすると大阪同様、会場にて再配布されるかもしれません。
今1番ホットなクルーが無料(※ドリンク代のみ別途)で見れるまたとないチャンスなので、お近くの方は是非会場に足を運んでみてはいかがでしょうか?
UR DRESSING ROOMでは、今後も彼らBAD HOPの動向に注目しつつ、微力ながら応援していきたいと思います。
それでは、本日はこのへんで。
またねー。