おそらく皆さん一度は視聴したことがあると思いますが…
“Red Bull Music Presents「64 Bars」”
暇があればついつい何度も観てしまって、軽い中毒になっております。
そんな僕が、特に繰り返し観ている3人のアーティストをご紹介。
「64 Bars」をまだ観たことがない方は、この機会にぜひチェックしてみてください。
まず「64 Bars」について軽く説明しておくと…
ニュージーランド発のヒップホップ映像シリーズで、その特徴として、
“1マイク、1ビートだけで構成される64小節のヒップホップ”
ということが挙げられます。
これは、一見すると単純なようであり、しかしラッパーにとっては非常にスキルを問われる課題なんですよね。
日本版をキュレーションすることになったZeebra氏も、このように語っています。

フリースタイルやサイファーとも違うし、普段のレコーディングみたいに歌詞を見ながら歌えない。撮影もあるからスタジオ内は異常な緊張感がある。
しかも64小節を一気にラップすることは丸々2曲分くらいの分量はあるわけで。置かれた状況はラッパーにとってはとても過酷なものなんだよね。
だからこそ滲み出るラッパーとしての底力だったり、曲が進むに連れて体温がどんどん上がっていくような人間味に注目してもらいたいね。引用元:RedBull.com
そうなんですよ。
ましてやエフェクトをかけたりとか、オケが入っていたりしないわけですから、本当に自分自身の声だけを武器に戦わないといけない…
これは仮に、
「やってみませんか?」
と声がかかっても、
「はい!やります!」
とは軽はずみに言えないぐらい、シビアに力量が露見する企画だということです。
だからこそ、登場するラッパーはそれぞれめちゃくちゃカッコイイんですが…
なかでも僕がリピートしまくっている3人を、ここからは紹介していきますよ。
まず、1人目はこの方…
Tiji Jojo – 64 Bars Tokyo | Red Bull Music | YouTube
BAD HOPのアルバムを一覧ページからチェック
知名度は川崎から全国区へ…
今や飛ぶ鳥を落とす勢いの「BAD HOP」のメンバー、Tiji Jojo。
Jojoくんは…
まぁ、あれですよね…
ドンズバで僕好みのラップです(笑)
とにかくフレッシュでスキルフル!
(USのラップをめちゃくちゃ研究して勉強してるねんな~!!)
というのが、一度観ただけでよくわかります。
64小節のちょうど中盤、
“座るVIP 上がる花火
飲み干すぜブーブ
グラスからに”
このあたりから一気にギアが上がる感じがたまりません。
DJ OASISのビートにも、
ヒャッ!エイッ!
といった合いの手を、自身で挟みながら乗りこなす様は圧巻の一言。
歌いきった後の、ホッとした感なのか、もっとできた感なのか、少しはにかむような表情も最高でしたね。
では、続きまして2人目…
SHINGO★NISHINARI (SHINGO★西成) – 64 Bars Tokyo | Red Bull Music | YouTube
SHINGO★西成のアルバムを一覧ページからチェック
はい、きました。
「64 Bars」で一番ヤバイ、一番魂が震えたアーティスト、SHINGO★西成。
小細工なしの1マイク、1ビートで、SHINGOさんに並ぶラッパーはほんの一握りじゃないでしょうか?
それぐらい、画面を通しても彼自身の放つ圧倒的なエネルギーがヒシヒシと伝わってきます。
ZOT on the WAVEの最先端ビートにも一切の引けを取らないラップ。
リリックのメッセージ性に関しても「64 Bars」随一ですね。
僕自身、出身が関西なのでSHINGOさんのライブには何度も足を運びましたが、音源以上にライブがとんでもないんですよ。
曲を聴いて涙が溢れるという体験は、彼のライブが初めてでしたね。
皆さんにも、ぜひ生で観てほしいアーティストの一人です。
それでは、大トリ3人目をどうぞ!
Zeebra – 64 Bars Tokyo | Red Bull Music | YouTube
Zeebraのアルバムを一覧ページからチェック
(やっぱり、ジブさんやな~!)
の一言につきますね。
ありがとうございます。
“一声でも与えるImpact after impact
即韻吐く国賓クラス職人RapをBring back”
のくだりは、テンション上がってヨダレが出そうになりました(笑)
ここ数年鼻息の荒さが身を潜めてるなと思ってましたが、鼻息荒いシマウマは健在でした。
この勢いで音源出してほしい。
れにちゃん推しの同士、Lil’ Yukichiのひんやりしたビートも最高です。
まとめ的な…
さて今回は、Red Bull Music Presents「64 Bars」から、個人的にリピートしまくっている3人のアーティストをご紹介してみましたが、いかがだったでしょうか?
それぞれ持っている特性は違えど、惹きつける魅力のある3人じゃないかと思います。
ちなみに、今回紹介した3人を含む参加アーティストはこんな感じ…
1:David Dallas × STUTS
2:GADORO × DJ CELORY a.k.a. Mr.BEATS
3:DIAN × Pxrxdigm. from WONK
4:SHINGO★西成 × ZOT on the WAVE
5:輪入道 × DJ WATARAI
6:LIPSTORM × DJ PMX
7:EGO × Staxx T a.k.a. T’Z BEATZ
8:SIMON JAP × Michel James(BCDMG)
9:TIJI JOJO × DJ OASIS
10:Zeebra × Lil’ Yukichi
上記アーティストをチェックするには、Red Bullの公式サイト内にある、#64BARSからどうぞ。
YouTubeで直接動画を開くとリリックも載ってますので、歌詞の内容も知りたいという場合は、その方法を試してみてね。
それでは、本日はこのへんで。
またねー。