やってきました、新年1発目、第五回となるYouTube、エエ感じのミュージックビデオのコーナーです。
皆さん、もうおせち料理も食べ飽き、お酒も飲み飽き、新春の特番にも飽きたころでしょう。
となれば、西日本随一の読ませるファッション系WEBサイト運営者、Mr.13こと僕の出番です。
年始のセールで新しい洋服を買うのもいいですが、ファッションとリンクした音楽をピックするのも忘れてはいけませんよ。
では、昨年末12月のランキングをしっかりチェックしていってください!
これまでの月と比べると、2018年12月に関しては、個人的に少し物足りなさを感じた月でもありました。
ただ、その中でランクインしたMVは、いずれもパンチある作品となっておりますので、ドンミスイットでございます。
皆さんのお耳に合うMVは、果たして登場するのでしょうか!?
それでは、張り切ってまいりましょう!
まずは、12月の第5位から!
STUTS – Changes feat. JJJ (Official Music Video) | YouTube
昨年12月の第5位にランクインしたのは、STUTS(スタッツ)の「Changes」でした。
この曲にフィーチャーされているのが、2013年にアルバム『FL$8KS』にて彗星のごとく国内のヒップホップシーンに登場した、KID FRESINO(キッドフレシノ)、Febb As Young Mason(フェブアズヤングメイソン)、JJJ(ジェイジェイジェイ)からなるユニット、Fla$hBackS(フラッシュバックス)のJJJ。
2017年、KID FRESINOがFla$hBackSを脱退。
そして、2018年2月には、Febbが24歳という若さで不慮の事故により急逝。
それらの大きな出来事において、常に当事者の一人だったJJJは、一体どのようにしてその事実を受け止め、乗り越えてきたのか…
同曲のリリックからは、その一端を感じ取ることができます。
STUTSの紡いだビートは、JJJの感情を全て包み込むような暖かさ、ポジティブさを持っていて、それがまたなんとも言えませんね。
間違いなく名曲だと思います。
では、続いて第4位の発表!
Kodak Black – Calling My Spirit [Official Music Video] | YouTube
2018年12月14日にリリースされたアルバム『Dying to Live』がヒットしているKodak Black(コダック・ブラック)。
同アルバムに収録された「Calling My Spirit」が、12月の第4位にランクイン。
アルバム収録曲の中では、リードシングルとなる「ZEZE」に目が行きがちですが…
このアルバム自体は、どちらかというと、Blackの生い立ちに焦点を当てた内省的な楽曲が多く収録されているんですよね。
現在21歳という若さながら、ハタチのときにはすでに刑務所にいたBlack。
この「Calling My Spirit」では、そんな彼自身の厄介な過去と、そして現在の成功に対する感謝を歌っています。
ギターとドラムのみという音数の少ないビート構成だからこそ、Blackのライムが染み入る1曲ですね。
さぁどんどんいきましょう、続いて第3位!
EVISBEATS – Lullaby feat. WHALE TALX & annie the clumsy | YouTube
ま~~~~~~~、EVISBEATS(エビスビーツ)のトラックは間違いないですね。
もう、土曜の午後はこんな曲を聴きながらまったりホットコーヒーでも飲みたいものです。
WHALE TALX(ホエール・トークス)の緩いラップに、フレンチ・ポップの空気感をまとうannie the clumsy(アニー・ザ・クラムジー)のボーカルが絶妙な一体感を醸し出しています。
これは、普段ヒップホップを聴かないという層にも確実に刺さってくる1曲じゃないでしょうか。
「Lullaby=子守唄」のタイトル通り、油断するとまどろんでしま…
ああ、ポチポチしながら寝落ちしかけてました(笑)
WHALE TALXとannie the clumsyのコラボが気に入った方は、「ALL WE NEED IS LAUGH」も要チェックですよ!
話はちょっと横道にそれますが、僕、特にメガネっ子萌えというタイプではなかったんですが、このMVでどうやらメガネっ子萌え属性が開眼してしまったようです。
annieちゃんカワイイ~!
さらにランクは上がって、12月の第2位はこちら!
Taix2 / ひねくれ feat.MuKuRo | YouTube
2018年、飛ぶ鳥を落とす勢いの躍進で沖縄のヒップホップシーンを牽引した唾奇(ツバキ)も所属する、From沖縄のヒップホップ集団『604』から、Taix2(タイクツ)の「ひねくれ」が第2位にランクイン。
もう一聴した瞬間から、12月のランクに入れようと決めたのがこの曲でした。
鬱屈とした想いが込めに込められたリリックは、個人的にとても感情移入してしまいました。
こういう私的な部分…
とくにそれがネガティブな内容であればあるほど、大抵の人はあまり表立って声にせず内に閉じ込めてしまっているものですが、あえてそこを隠さずに表現したというのがすごくいい。
人生はすごろくじゃないので、あと何マス進めば夢が叶う…
なんてことは、誰にもわかりません。
だからこそ、夢追い人はたとえ目の前が茨の道であったとしても進まなければならないわけなんですが、そこに一歩踏み出した人間だからこそ書けるリリックですよね。
フィーチャーされているMuKuRo(ムクロ)くんは、604主宰の1人。
彼の叙情的なフックもこの曲の良さをさらに引き出しています。
そんな「ひねくれ」も収録されたアルバム『廃色』は、絶賛リリース中。
“残りのバカも振り向かす”
日が早く来ますように!!
それでは、2018年を締めくくる12月の第1位に輝いたMVを最後にどうぞ!
RAU DEF – Unbelievaboy feat. Sugbabe [Official Music Video] | YouTube
2018年10月(第三回)に続き、今回で2度目のランクインとなったRAU DEF(ラウデフ)が、12月のナンバーワンとなりました!
Sugbabe(シュグベイブ)ことPさんのフックの破壊力たるや…
鋼田テフロンことBACHLOGIC(バックロジック)と双璧をなすフックメイカー、日本の至宝ですね。
今回もMVに関しては、Pさんがプロデュースしているんでしょうか?
楽曲だけじゃなく、映像面でも楽しませてくれるあたり、本当に多才です。
RAUくんのラップもキレキレで、
(あ~、日本のヒップホップってかっこええな~~~~!!)
と思わせてくれる、まさに2018年を締めくくるにふさわしい1曲でした。
ありがとうございます。
あとがき
さてさて、今回で第五回となったYouTube、エエ感じのミュージックビデオのコーナーですが、皆さんいかがだったでしょうか?
12月に関しては、同じヒップホップでも、少しずつアプローチの異なるMVをピックできたんじゃないかなと思います。
こう見ると、プロデュース陣がええ仕事した作品が多いですね。
あと、US勢がここまで少ない回は、これまでで初めてじゃないかな?
国内外のバランスは意識しているんですが、12月は断然国内が光ってましたね。
この5作品以外だと、RENE MARS(レネマーズ) & Ry-lax(リラックス)の「アノコロワ」、KANDYTOWN(キャンディタウン)からGottz(ゴッツ)の「
The Lights」なんかが良かったです。
あと、JP THE WAVY(ジェーピーザウェービー)は、そのファッションも含めてかなり注目してます。
「Neo Gal Wop」も勢い感じましたしね。
日本のヒップホップはどこまで進化していくのか…
本当にワクワクさせてくれるアーティストが沢山いるので、嬉しい限りです。
上記のMV、12月にピックしたその他アーティストのMVについては、UR DRESSING ROOMのYouTubeにてチェックできるので、気になった方はそちらもチェックしてね!
正月休み中に、日本のヒップホップというか、
「日本語っていいよね!」
ってなるアーティストをピックしたブログを1本書きたいと思ってますので、期待して待っててください。
過去回の振り返りもできる「Music」ブログを一覧ページからチェック
それでは、第六回もお楽しみに。
またねー。